遅漏と早漏は厄介なものと言われています。
- 早漏・遅漏のせいで、彼女と最後までしたことが無い。
- 早漏・遅漏のせいで、自信を無くしている。
- 早漏・遅漏のせいで、自分とセックスする相手に嫌われてしまう。
このようなことはなかったですか?「早漏・遅漏のせいで」性行為に支障をきたしている人は数多くいるのです。さらに、早漏・遅漏はインポになる可能性もあるんです。
今回はそんなやっかいな遅漏について、
また、インポと早漏・遅漏の関係について、まとめました。
早漏と遅漏は本当に笑いごとではない
よく男性同士の会話で、特に早漏については「お前早漏かよ~」などのように、早漏を茶化す会話が見受けられますが、早漏と遅漏は笑いごとではありません。実はこの2つ、射精障害なんです。
早漏とは
早漏とは簡単に言うと、セックス中に挿入してから、我慢できず、すぐに射精してしまう症状のことです。一般的(国際性機能学会・ISSMよると)には、挿入から1分以内に我慢できず果ててしまうことを早漏と定義するみたいです。
早漏の原因は?
早漏に原因なんて無いと思っていませんか?人それぞれ、チンコのデカさが人それぞれ違うように、早漏も個性の一つと考えているならば、その考えは改めてください。
早漏には、原因があるんです。その原因とは、心です。
99%の早漏の原因は、ストレスや心配事、さらにセックスに対するに抵抗やトラウマ等の心因性であるといわれています。
早漏の治療法は?
治療には、2種類あります。
それは、根本療法と対症療法です。
◆早漏の根本療法
根本療法とは、症状の本当の原因となるものを治したり、改善する治療法です。
今回であれば早漏そのものを引き起こしている原因を改善ということです。
早漏の根本治療としては、精神的な要因をなくすことはもちろん、それに加えスタート・ストップ法とスクイーズ法が効くと言われています。
◆スタート・ストップ法
スタート・ストップ法とは文字通り、オナニーまたはセックス中に行きそうになったら止める、収まったら再開を繰り返すことです。
- オナニー・セックスでイキそうになったら止める
- 射精したい衝動が収まったら再開する
これだけです。これを繰り返す事で、射精のコントロールを会得できるようになります。
◆スクイーズ法
スクイーズ法とは、セックスをして、射精をしたくなったら、
ペニスを圧迫し、射精を止める、スタート・ストップ法と似ている方法です。
ただ、こちらはパートナーの協力があることが前提ですので、少しハードルは高くなるかもしれません。
なぜパートナーの協力が必要かというと、膣に挿入する直前と直後が、ペニスが受ける、快楽の最大であり、これを自ら止めることはなかなか難しいのです。
そのため、パートナーの手指により亀頭を数秒間圧迫し、快楽の波が過ぎ去るのを待つ。その後性行為を再開し、射精が迫るたびに上記の事を繰り返す。射精のコントロールは側仰位が最も容易とされてい具体的には
- 射精しそうになる
- 亀頭をギュッと握る(3、4秒間)
- 射精したい衝動がおさまればセックス再開
という作業を繰り返します。
◆早漏の対症療法
対症療法とは、根本的な治療ではなく、表面的に症状を緩和すること目的とする治療法です。
早漏では、極厚のコンドームを使用する、オナニーしてからセックスするなどが挙げられます。
対症療法は根本療法と違い、その場しのぎの対策なので、
根本療法より、対症療法をオススメしている記事などは、あまり信用できません。
根本療法>対症療法
基本的には、このように優先順位をつけることをおすすめします。
遅漏とは
遅漏も早漏と同じく、射精障害です。遅漏は、膣内射精障害にも近いと言われています。
遅漏≒膣内射精障害と考えてください。
では、どこからが遅漏なのか?
早漏と違い、挿入してから何分イケないと遅漏なのか、明確な根拠から結論付けることは出来ませんでした。
しかし、仮に学術的に目安が合ったとしても、遅漏はパートナーである、妻・彼女が、イクのが遅く、疲れてしまったり、痛い思いをする、等と嫌な思いをさせていたら、遅漏と考えるのがいいでしょう。
遅漏の原因は結構ある
遅漏になってしまう原因は
- 間違ったオナニーのしすぎ
- 身体能力の低下
- 神経症、ストレスなどの精神的(心因的)問題
などが考えられます。
なかでも、早漏と同じように遅漏(≒y膣内射精障害)の原因の多くが心因性や、オナニーであるといわれています。早く射精しなくてはならないという焦り、妻や彼女を性的に喜ばせることができるかといったような不安や、間違ったオナニーこれらの原因が重なる事で遅漏になってしまった人や、どれか一つが原因で遅漏になってしまった人など、原因は人それぞれです。
間違ったオナニーとは?
間違った(遅漏になりやすい)オナニーとしては次のようなものが挙げられます。
◆強く握るオナニー
オナニーの際、ペニスを強く握り過ぎている。
女性の膣の圧力よりはるかに高い男性の握力で
握り、強くこすってしまっている場合、それに慣れてしまって
実際の女性の膣の圧力だと物足りない事があります
◆足ピンオナニー
足に力を入れてピンと伸ばした状態でオナニーをしている場合で
その状態でないと射精することができない人
◆床オナニー
床やシーツにペニスを押し付けてオナニーする方法なども
現実のセックスでは得られない快感があるので
女性の膣では射精できなくなる危険性があります。
◆AVをみてオナニー
オナニーをする時におかずとして、AVを見ながらする方がほとんどかと思います。
それ自体は悪い事ではないのですが、AVは現実の女性とのセックスとかなりかけ離れています。
(特に変わったプレイを見るのが好きな方)
ですので、脳内のイメージと実際のセックスが違い過ぎて、
興奮できなくなり、遅漏になってしまうことがあります。
◆短時間オナニー
高刺激を与え短時間で無理やり射精することに
なれてしまって、実際のセックスでは射精しにくくなっていきます。
◆高回数オナニー
最適なオナニーの回数は2.3日に1回と言われていますが、(思春期ならもう少し多くても平気です)
あまりにも多い回数のオナニーをすれば、セックスする気力も萎えてしまうのは当然です。
そして、沢山オナニーをする人のほとんどは、短時間オナニーだそうで、
ペニスも刺激に鈍感になっていきます。
間違ったオナニーは治そう
これらのオナニーが原因での遅漏は、オナニーのやり方を変える必要があります。
ペニスを強く握ってオナニーをしまっている場合
少しずつ握る力を弱め、弱い圧力でも射精できるようになりましょう。
低刺激オナホールも発売されているみたいなので、そういったものを使うのも一つの手ですね!
床オナニーや足ピンオナニーはオナニーをする体制を変えましょう。
どの体制でも射精できるようにするのが一番理想的です。
高回数オナニー・短時間オナニーの方は
回数を最低でも2.3日に1回に減らす、もう少し時間をかけて
など今より回数を少しでも減らしてください。
オナニー中もイメージが大切です。
AVは勃起したら、それ以上は見続けないようにし、
あとはセックスをしているイメージを膨らませて射精してください。
身体能力の低下
加齢や糖尿病などの慢性疾患や肥満、筋力低下などの
身体能力の低下も遅漏の原因となります。
生活習慣を見直し、改善し、体力をつける事で遅漏が改善するケースもあります。
精神的障害
うつ病やストレス、性的トラウマなどで遅漏になる事があります。
これらのトラウマや不安、ストレスを取り除くことで、遅漏改善になります。
遅漏は早漏より女性から嫌われるの?
正直に言います。早漏より遅漏の方が女性に嫌がられています。
「女性は長いセックスが好き」
と思っている男性の方が多いのですが、それは勘違いです。
中には長いセックスが好きな女性もいますが、ほとんどの女性は、長時間のセックスを嫌います。
- 女性に問題に問題があると思わせてしまう(膣の締まりが悪いなど)
- 動く時間が長すぎて疲れる
- 遅漏男性は低刺激ではイケない事が多いので動きが激しくなり痛い
- 遅漏のせいなのに女性の魅力がないと勘違いする
- 長い時間挿入していたせいで膣が痛くなる
このように女性が、精神的にも肉体的にも、疲れや痛みを感じると、
心の中で「はやく終わってほしい」と思ってしまうものです。
そう思ったときには、すでに性的興奮はなく、膣の中は乾いてきています。
乾く事でさらに、膣の中で摩擦が強くなります。
そのまま男性が気づかずセックスを続けていると、膣内が切れてしまい出血することもあるんです。
さらに、傷ができた事により、女性はプレイ後も膣の中が痛くて、治るまで違和感があります。
パートナーの膣では射精が無理だと思いオーラルセックスに途中で切り替える方もいらっしゃいますが遅漏の男性は、フェラでも、遅漏でない人に比べると時間がかかります。
男性にはわかりませんが、手や口を使ってするとかなりの体力消耗になります。
中には、顎を痛めたり、肩こりの原因になってしまう女性もいるそうです。
これだけ女性に負担がかかるにも関わらず、意地でも射精までしようと女性に強要してしまうと嫌われてしまう大きな原因にもなりかねませんね。
この様に、早漏だけでなく遅漏にも、女性に嫌がられる要素はたくさんあるんです。
遅漏が原因でインポになる事も?
遅漏・早漏によって女性に
遅漏の場合は「早く終わらせて」「射精が遅い」
早漏の場合は、「浮気の原因が欲求不満」「もうイッちゃったの?」
など傷つく事を言われ、セックスに対してコンプレックスを抱いてしまう
その結果、心因的EDになる事もあります。
心因的インポになってしまうと、治療が早漏・遅漏より厄介です。
そうならない為にも、遅漏・早漏になってしまう原因を自分で取り除いておきましょう。
まとめ
まずはあなたがパートナーとの挿入時から射精までの
時間を大体どれくらいかかっているのかを、一度測ってみて
挿入時から30分から1時間かかるようでしたら、
遅漏の可能性が高く、1分未満なら早漏です。
女性に嫌われてしまう早漏・遅漏をいち早く治し、お互い満足のいくセックスが一番理想的です。